あらすじ
大学時代から想いを寄せ合っていたコウシンとカセンゴは、未来への満足な期待を胸に結婚した。当時コウシンはカセンゴの母の治療費を工面するため、長年準備を進めていた起業の夢を迷いなく棚に上げ、日常の生活の中で必死に働いて家計を支えていた。しかし結婚後、二人の事業の歩調に次第に差が生まれ、お互いに気にかけていることを素直に口に出せないまま、亀裂は知らぬ間に深くなり、離婚届にサインする寸前まで追い込まれてしまう。後悔に苛まれていたカセンゴは偶然運命の分岐点に戻ってしまい、今度こそ全ての後悔を取り戻そうと決意し、相手が細かい日常の中で見せてくれていた尽くしてくれる姿にきちんと目を向け、腰を屈めて実際の行動でコウシンの冷めきった心を少しずつ温め直していく。二人は細やかな交流の中で次第に当初のときめきを取り戻し、これまで見逃してきた温かい光を一つずつ拾い集め、二人だけの長い余生を共に歩む双方向の愛を育んでいく。